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磁磁気損失材料装荷, 丸棒, 角棒, シート状, 機械加工可能

磁気損失材料装荷, 丸棒, 角棒, シート状, 機械加工可能

ECCOSORB® MF

周波数:100Hz~

ECCOSORB MFシリーズは、磁性体装荷の丸捧、角棒、シート状のエポキシ樹脂系材料です。

導波管や同軸路線の吸収材、減衰材、終端として広く利用されています。
アンテナの部材や一部の自由空間吸収体にも使用されます。
表中のデータは自由空間に関する正規化値を示しております。

低周波域での応用
無線周波数域では、スラグ同調器などの装置の中で、効率のよいハイQインダクターコアとして用いられてきました。それ以外にもいろいろな磁性部品の中で使われており、例えば、ECCOSORB MFの小塊に真空管フィラメントのリード線を通すことで、簡単なRFフィルターを形成したり、ECCOSORB MFの小片をリード線の廻りに配置したりして、そこにそれと同等の電気特性を持つ注型材料を流し込んで硬化し、同様な目的に使用することもできます。

シート状

角棒

丸捧

電気的性質

10GHzにおける減衰 dB/cm : 8,12,16,24,31,33,39,49,69,75
体積抵抗率 1011 ohm-cm
絶縁破壊強度 1.0kv/mm(25volts/mil)

物理的性質

グレー
使用温度 ℃ 180以下
密度 g/cc 1.6-4.9
引張り強さ kg/sq.cm(pst) 560(8000)
熱膨張係数 ℃毎 ~30×10^-6
熱伝導率 (cal)(cm)/(sec)(cm2)(℃) ~0.003
(BTU)(in)/(hr)(ft2)(°F) ~10.0
水分吸収率 %、24時間 0.3
屋外曝露 耐久性良好
機械加工

前掲の特性表に見られる特徴

K’は周波数が大きくなるにしたがって一様に減少する。
1誘電損失lanδと誘電損率とは、周波数が大きくなるにしたがって増加し、例外はその周波数帯の最も低い所だけであるから、実際の使用の際は無視してよい。
磁性装荷は、MF-110が最小でMFー190で最大となる。K'、K"、M', M "はいずれも同様の増加を示している。
表中のOは、0.01以下の数値であることを示す。
表中の値は公称値であり、ご注文の際の仕様基準値となるものではありません。もし仕様書が必要の場合は、当社の担当営業部にお問い合わせ下さい。一般に、受け入れ検査や出荷検査などで誘電特性や磁性特性を品質管理の目的で使用することはお勧めできません。これらの特性の計測は極めて複雑で時間がかかります。単に密度を調べるだけで十分です。

ECCOSORB MFシリーズの標準製品の寸法は次の通りです。

標準品の寸法

シート状のもの 縦305cm(12インチ)×横30.5cmのシート状で、厚さが0.63cm、1.27cm、1.91cm、2.54cm、3.81cm、5.08cm(1/4、1/2、3/4、1、1 1/2、2インチ)の6種類
角棒状のもの 長さが30.5cmで、断面の一辺が1.27cm、1.91cm、2.54cm、3.81cm、5.08cmの5種類
丸棒状のもの 長さが30.5cmで、直径が0.64cm、0.95cm、1.27cm、1.59cm、1.91cm、2.54cm、5.08cm(1/4、3/8、1/2、5/8、3/4、1、2)の7種類

上記の寸法以外のものもご注文により製作いたします。


ターミネーション(終端)の設計について

終端材料や減衰材料を選択する際に、最初にECCOSORB MF117を使って実験を行うことが効果的で、このためECCOSORB MF117は ECCOSORB MFシリーズの中で最も広く利用されています。終端材料や減衰材料の設計は大部分が試行錯誤によります。まず、過去の経験や推測で ECCOSORB MF部材を機械加工して試作品を作り、そのVSWRや減衰状況を調べ、その結果によってさらに形状を変更します。

VSWR  L(APPROX)
<1.05 1.5B
<1.03 3B
<1.01 10B

WAVEGUIDE TERMINATIONS

COAXIAL TERMINATIONS

DIELECTRIC DISSIPATION FACTOR ,tanδd

MAGNETIC DISSIPATION FACTOR ,tanδm

PERMEABITY ,μ'/μ0

DIELECTRIC CONSTANT ,ε'/ε0

  • ※上記の表の値は代表値であり保証値ではありません。また、仕様は予告なく変更する場合があります。

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